LSAS(リーボビッツ社会不安障害評価尺度)

7月 8, 2021社交不安障害SAD評価

こんにちは!当HPにお立ち寄りいただきありがとうございます。

今回の記事では、ご自身がSADかどうかを簡易的に検査できる、LSASという評価様式をご紹介したいと思います。文献に従ったものですので、個人的なご利用のみでお願いします。

点数のつけ方は以下の通りです。自動入力機能にしたかったのですが、ちょっと私には難しくて、すみませんがメモ帳などに書いてご利用ください。


恐怖感・不安感
0点:まったく感じない
1点:少しは感じる
2点:はっきりと感じる
3点:非常に強く感じる

回避
0点:まったく回避しない
1点:3回に1回くらい回避する(確率1/3程度)
2点:2回に1回くらい回避する(確率1/2程度)
3点:回避する(確率2/3以上)

以下、「恐怖感・不安感」「回避」どちらも点数の合計を出し、すべて足して総計を求めてください。

項目(飛ばしたりせず、すべて点数をつけてください)恐怖感・不安感回避(その状況を避けようとする)
1 人前で電話をかける  
2 少人数のグループ活動に参加する  
3 公共の場所で食事をする  
4 人と一緒に公共の場所でお酒(飲み物)を飲む  
5 権威ある人と話をする  
6 観衆の前で何か行為をしたり話をする  
7 パーティに行く  
8 人に姿を見られながら仕事(勉強)をする  
9 人に見られながら字を書く  
10 あまりよく知らない人に電話をする  
11 あまりよく知らない人達と話し合う  
12 まったく初対面の人と会う  
13 公衆トイレで用を足す  
14 他の人たちが着席して待っている部屋に入って行く  
15 人々の注目を浴びる  
16 会議で意見をいう  
17 試験を受ける  
18 あまりよく知らない人に不賛成であるという  
19 あまりよく知らない人と目をあわせる  
20 仲間の前で報告する  
21 誰かを誘おうとする  
22 店に品物を返品する  
23 パーティを主催する  
24 強引なセールスマンの誘いに抵抗する  

〇点数結果

  • 30点くらい:境界域

やや不安が強く、社交不安と診断されるかどうかのさかいめ。

  • 50~70点:中等度

苦痛を感じているが、人付き合いや仕事などの日常生活では、まだそれほど支障をきたしていない状態。

  • 80~90点:さらに症状が顕著

苦痛を感じるだけではなく、実際に人付き合いや仕事などに障害が出ている。

  • 95点:重症

働くことができない、通勤もできないなど、社会生活を送ることが困難になり、活動能力がきわめて低下した状態。

※点数の域はおおよその目安です。

ちなみに私の点数は52点でした。そこまで高くない…?のかな。自分は満点つけるときって本当の本当にそうだ!!!っていう時しかつけないので、低めになっていると思います。例えばアンケートで5点満点だったとして、お店の接客レベルに5点満点つけることってほぼないんですよね…

参考までにですので、点数をだしてみてくださいね。


〇引用・参考文献

1)鈴木 哲:社交不安症がよくわかる本(2017.4),株式会社講談社